デイケア ホロス

「デイケア」とは、通院治療されている方々が楽しみや目標をみつけながら、健康管理、生活のメリハリ、趣味活動などを行っていく場所です。看護師他、専門スタッフが一人ひとりの個性に応じ、プログラムを運営しています。
そもそもデイケアは、日常の悩みや葛藤から離れ、『非日常』的な時間を過ごす意味でも存在します。ですので、時に病気と向き合い、自分と向き合うこともありますが、時に「やりのこした○○に取り組む」、「初めての△△に挑戦する」、「じっくり腰を据えて自分の趣味に没頭するなど」、日常では取り組めなかったことや一人では億劫になっていたことなどを実現させる場所としても活用していただきたいと考えています。


*ホロス(holos)の由来ホロスとは、ギリシャ語の≪HOLOS≫が由来となっております。『全体性』という意味で、癒し(healing)、健康(health)の語源にもなっています。全体性―。つまり、個々が集まってホロスを形成している。ホロスは個性の集まりであるということを示しています。

 

 

 

 

 

 

<デイケアホロスの特色>

①基本的プログラムにとらわれず、個人の意思を尊重し優先すること

②その時出来る事、その時にしかできない事を大切にすること。

③“自己表現”としての造形活動(アトリエホロスとしての活動)



①既存のプログラム―何をすればよいのかわからない、けれどきっかけを大切に―

月曜~金曜まで、様々なプログラムを用意しております。どれくらいの頻度で利用するかは、個人の状況に応じて決めていきます。「何をして良いのかわからない」という方は、これらを参考に一番興味のひかれたものから、又はスタッフと話し合いの上お勧めするプログラムの曜日から参加していただいております。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、プログラムはありますが、個人的にやってみたいことがおありの方は、そちらを優先していただいております(ただし、曜日によって対応が難しい場合もあります)。 
何をするか、何をしたいか、自分の時間をどのように構成していくか、スタッフと共に考えながらすすめてまいりましょう。

<プログラム例>
造形、レザー、スポーツ(ストレッチ)、フットケア、園芸、茶話会、ミーティング 他

 

②流動的なプログラム―季節感とライブ感と、皆の意思と―

プログラムは不定期に「変化するもの」と「変化しないもの」があります。変化する時というのは、その時にしか楽しめない季節感や行事を大切にすること、気持ちが動いたその時に行動するということ、そして話し合いの末に実行する時のことです。

 

 

 

 

 

 

 

私たちはミーティングという時間を大切にしています。皆様の意見を聴き、それらをどのように形にしていくか、それをも皆で話し合って決めていきます。
意思表示が苦手、話すことが苦手という方もおられるかと思いますが、その練習の場として、まずは居る事から、そして聴くことから、そうして段階的に進めていってはいかがでしょうか。ここを利用されている方のほとんどがそうした悩みを抱えています。そうした事情に互いに気づき、試行錯誤し、またその個性を受け入れていく過程を共に過ごしてまいりたいと思っております。

 

③造形活動―自己表現と自己実現―

造形活動こそホロスの最大の特色と言えます。また、法人内におけるアート活動の中心的役割を担う場所として、日々コツコツと制作を行っております。
基本的な道具の使い方や表現方法の例などは示すこともありますが、“教室”のように、手取り足取り教えてもらえる場所とは異なり、試行錯誤(トライ&エラー)を繰り返しながら自分流の表現を見つけていく方法を取り入れています。

私たちは、結果としての作品よりも、その過程における人や環境との相互作用により生まれる関係性や時間の経過、葛藤、喜び、共感etc…を大切にし、その証として作品があるという想いで運営しています。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

造形活動は、ホロス開所以前から当法人で2000年より行われてきた活動であり、当初より安彦講平氏(48年間に渡り、都内を中心に精神科病院にて「造形教室」を主宰。その活動の一端を表現したドキュメンタリー映画:「破片のきらめき」は、文化庁映画賞「文化記録映画優秀賞」受賞、フランス・ヴズール国際アジア映画祭ドキュメンタリー部門最優賞受賞。著書に『“癒し”としての自己表現』がある。)に師事してきました。

活動に広がりを見せるようになった2010年には、現代美術家を専属スタッフとして起用し、個性の広がりだけでなく、精神科病院でアートを活用する意義について考え発信しております。また展覧会やワークショップの開催等により院外での活動が行われるようになってきました。その際には『アトリエホロス』と称し、一アーティスト集団として地域の中で表現することの楽しさを伝えることを目的として活動展開しております。

 

<主な技法>

油彩、水彩、版画、ステンドグラス、デッサン、コラージュ、影絵・・・他

 

<過去の対外活動>

2002~2013        “癒し”としての自己表現(東京都 八王子市)
2011.2            “癒し”としての自己表現 (大子町)
2011.9~2016.9      丘の上のマルシェ(大子町)
2011              “癒し“としての自己表現 (埼玉県 越谷市)
2011.12             クリスマス影絵上映会(大子町)
2012.3             3月倉 影絵ワークショップ(常陸太田市)
2012              オートキャンプ場グリンヴィラ ステンドグラスワークショップ(大子町)
2016.5             スキマスペース 版画ワークショップ(大子町)
2016.5             daigo cafe 版画展示(大子町) 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

<ご利用まで>

まずは主治医に相談ください(*医師の処方が必要となります)。
見学、半日体験を経て、利用登録を進めてまいります。

<利用料>

医療保険が適用となります。(材料費は利用料に含まれます)
自立支援医療(任意)制度利用可。   

*詳しくはスタッフまで



<スタッフ紹介>

作業療法士 渡邉慶子

デイケアを利用される方の動機や理由はその方によって様々です。来所のきっかけは様々ですが、これもまた一つの御縁あってある種の「必然性」を感じたりもします。医療の場であるデイケアだからこそもっとおもしろい場所にしたい、利用動機以上の経験を可能にしたい、 かけがえのない時間となるようにしたい、そう考え運営してきました。「アトリエホロス」として対外活動が増えるようになっている一方で、この場所をスタート・居場所として過ごす方もおられます。一人ひとりのペースや価値観に応じた受け皿を用意できるよう工夫していきたいと考えています。
主な担当…造形(表現者の1ファンとして、表現サポーター、作品活用の考案)、就労前相談(個性、特性との向き合い方)、ストレッチ(認知症・腰痛予防,発散とエネルギー注入)、レザー、フットケア(シニアタッチケアセラピスト)

<お問い合わせ先>
eメール holos@fukuroda-hp.jp
担当 渡邉