就労支援事業所 ‌MINA AMIGO(ミナアミーゴ)



<障害福祉サービスの種類>

① 就労継続支援B型(定員14名)
②就労移行支援(定員6名)
合計 20名(多機能型)
※茨城県精神障害者支援事業者協会会員


<職員体制>

管理者  藤田 和久
サービス管理責任者 1名
職業指導員 常勤1名、非常勤1名
生活支援員 常勤1名、非常勤1名
就労支援員 常勤1名
目標工賃達成指導員 非常勤2名


<沿革>

1979年(昭和54年): 袋田病院の裏山で黒毛和牛を地域の畜産農家の方々より指導を受けて1頭 から飼い始める。
1980年代: 粉川克己、前理事長がアミーゴ牧場を患者さんと共に創り、ログハウスで一緒に生活しながら、牧場作業を通じて社会復帰活動を始める。
2005年(平成17年): ファイザープログラム~心とからだのヘルスケアに関する市民活動支援 ~ 「衰退する地場産業の維持・継承を通じて精神障害者の社会的自立を支援する事業」を3年実施
2006年(平成18年): 畜産ヘルパー事業を開始し、大子町畜産農業協同組合よりヘルパー委託先 となる。
2007年(平成19年): 耕作放棄地を活用した電気牧柵放牧事業を開始
2009年(平成21年1月) : 就労継続支援B型事業を開設(定員20名)
2010年(平成22年2月) : 自立訓練(生活訓練)事業所 「ここあ」を併設
2010年(平成22年8月) : 目標工賃達成加算 認可
2010年(平成22年8月) : 自然農法部門を開設
2011年(平成23年1月): 目標工賃達成指導員加算 認可
2013年(平成25年8月): 自立訓練事業所「ここあ」を統合
2014年(平成26年8月): 茨城県新規繁殖和牛経営入門講座の実習生受け入れ開始
2014年(平成26年12月): 認定農業者(26-12号)として大子町より認定を受ける
2015年(平成27年10月): 家畜商として免許登録(第27茨畜1号)
2016年(平成28年1月): 就労移行支援事業所 認可(定員6名)
2017年(平成29年4月): 就労定着支援体制加算・就労支援関係研修修了加算 算定


<一般就労実績>

                
就職者数就業定着期間 6か月以上 12か月以上 18か月以上 24か月以上 36か月以上
2016年3 3 1 0 0 0
2017年3 1 3 0 0 0
2018年2 1 2 0 1 0
※2016年(H28年)1月~事業開始
※2018年(H30年7月現在)の数値です。年度途中で実績が変更がありましたら随時更新いたします。



<就労継続支援B型工賃実績>

        
平均工賃(月額)平均工賃(時給) 工賃支払延べ人数(月)
2008年40,411 39
2009年 19,215 140
2010年 20,699 141
2011年 21,010 133
2012年 14,214 312 131
2013年 17,368 458 188
2014年 16,825 474 215
2015年 14,075 418 236
2016年 15,320 448 220
2017年 13,901 458 209

 

トピックス












<施設紹介>

農福連携とソーシャルファームの実践

「牧場部門」の紹介

就労支援事業の作業項目として“黒毛和牛の生産”を行っています。
単に障害福祉事業所としてだけでなく、大子町で最大規模の牧場(アミーゴ牧場)として大子町の地場産業である黒毛和牛繁殖業の担い手となっています。障害者が牛を生産する牧場ではありますが、利用者と専門スタッフが協同して、質の高い黒毛和牛の生産を目指して活動しています。
黒毛和牛の生産を通じた活動は、全国的にみてもとても珍しくユニークな活動ですが、地場産業に貢献する活動としてスタッフと利用者一同、誇りをもって活動しています。
私たちの生産する黒毛和牛の市場価値が高くなることで、精神障害者に対する地域社会の見方が変わり、より豊かな社会になることを目標にしています。
また、私たちを育てて下さっている大子町の畜産農家の皆さまに対して、少しでもお役に立てればと思い「畜産ヘルパー」と題して活動しております。

<産まれたての子牛>
私たちは和牛繁殖農家として活動しています。子牛を10か月間、大切に育てて、セリ市場に出荷します。さすがに出荷の時には、寂しさを感じますが、肥育農家の方々に引き続き大切に育ててもらえるように祈っています


<セリ市の様子>
子牛を競り落とした業者にチケットを手渡して、売買を成立させます。重要な役割を担っています。


<セリ市ヘルパー>
競りにかかる前の子牛のブラッシングし、少しでも子牛が高く売れるようにします。畜産農家の方々には喜んでいただいています。


<サイロ詰め風景>
サイロ詰め作業とは、飼料用のデントコーンを大きな筒の中に詰め込んで、発酵させて牛の飼料を作る作業です。


農家の皆さまのお宅を訪問し、牛の餌をやったり、牛舎の清掃(肥出し作業、草刈りなど)を行ったり、秋になれば稲刈りや牛の飼料づくりのお手伝いを行います。
精神障害者の方々は、その障害の特性から地域社会から支えてもらう必要がありますが、畜産ヘルパーとして活動することで、“地域社会を支える存在”になり得ています。
作業工賃は時給350円をお支払いしています。畜産ヘルパーの仕事をした方には茨城県の最低賃金を時給でお支払いしています。決して十分な額ではありませんが、自立へ向けての生活費の足しに少しでもなればと思っております。

<牧場風景>

ミナアミーゴでは、専門のスタッフと福祉スタッフが協力して、利用者の方々の“働くこと”を支え指導します。働いて沢山のお金(工賃)を稼ぐことも大事ですが、それぞれの利用者の方々に合った働き方で働く必要があります。様々な利用者の方がおられるため、多様な働き方が提供できるように工夫しています。
病気や障害が安定している方は、自らの自信につながるように積極的に仕事が行えます。一方、働きたい気持ちや思いがありながらも、まだまだ自信がない方であっても、その人がその時点で出来る仕事を見極めて働いてもらい、少しずつ自信を深めてもらえるようにサポートいたします。
日本全国的に進む傾向でありますが、大子町は急速に過疎・高齢化が進む町です。私たちは、地場産業である黒毛和牛の生産を通じて、このような町であればこそできる地域社会への参画や貢献をしていくことを目指して活動しています。

<放牧場の風景>
地域の耕作放棄地をお借りして、和牛の放牧を行っています。牛たちも広い放牧場でのびのび、のんびりと過ごすと、とても健康的になり、美牛になって帰ってくると共にお産も楽になります。なので牛たちは放牧場から帰ってきたくないようです。


<田植え風景>
牛の飼料用の稲を作っています。耕作放棄地をお借りして作付けしています。少しでも町や農家の皆様のお役に立てれば嬉しいです。



<行事について>

初夏には、〝早苗饗(さなぶり)〟晩秋には〝収穫祭〟を行います。アミーゴ牧場では、農業を通じて就労や自立訓練を行っているため、自然の恵みに感謝し、1年間無事に農作業が行えるように、利用者とスタッフが心を合わせていく目的で行います。その他農作業の合間を縫って、小旅行のレクリエーションを行っています。

<アミーゴ名物、長靴飛ばし>

<収穫祭の様子>

<年末の餅つき風景>


(アミーゴ荘、MINA AMIGO利用者の就労先の一例をご紹介いたします。)

アミーゴ荘に入所利用して、生活訓練を約2年間された後に町内のグループホームで生活しながら、アミーゴ牧場(就労支援事業所)に通所されていた利用者さんです。
入所時からしっかりと畜産作業に参加され、また、人当たりも良く、他メンバーとも仲良く交流しムードメーカー的な存在でした。長期にわたり大子町内での就労を希望されておられたため、就労移行支援として一緒に働く場所探しを検討してきました。
しかしながら、ハローワークや町内の求人に応募しても良い結果が出ずに思い悩むことがありました。それでも本人のあきらめない気持ちで活動を続け、2度目の〝障害者合同面接会〟でご縁があり、〝障害者雇用枠〟にてH30年4月より町内の大手自動車販売会社に就職され、慣れないながらも自動車整備助手の仕事を頑張っておられます。
本人に様子を伺うと、「アミーゴでの畜産作業が、力仕事や根気強さを養うよい練習になってたよ」と牧場作業とは全く内容の違う仕事でもアミーゴでの経験を生かすことができると話され、支援側としても本当にうれしい限りでありました。

最初の頃は、支店長さんが一緒に草むしりをして下さったり、細目に声をかけて下さり、本人の緊張を和らげて下さったと聞き及んでいます。また、一緒に働く現場のスタッフの方々からも沢山のご理解と配慮を頂き支援して下さり、本当にありがたい限りです。

就職後もアミーゴが職場定着するための支援を継続して行い、日常生活面は、地域活動支援センターきらりのスタッフや、グループホームの世話人さん達に支えられており、今のところは就職によって大きな日常生活の負担はなく過ごせているようです。最近では、働き出したことにより金銭面でも心理面でも少し余裕が出てきたようで主治医やスタッフと話し合い、〝軽自動車〟を購入され活用されているようです。

我々の活動としては〝町づくりや地域社会への貢献〟を前面に打ち出して活動している次第ですが、精神障がいがあったとしても、アミーゴを通じて生活訓練や就労支援を行い、大子町の会社やお店に〝事業の担い手〟として働くことが、地域社会の一員として大子町に貢献することに繋がればと考え、スタッフ一同、利用者さんと共に活動していっております。



<ご利用までの流れ>

(1)当事業所へのご連絡
・限られたスタッフで対応しておりますので、突然来所いただきますと十分にお話しをお聞きしたり、ご説明が出来ないため、まずはお電話やメールにてご一報いただけますと非常に助かります。

(2)来所相談
・ご予約いただいたお時間にお越しいただき、見学および面談をさせていただき利用に際してのご説明をさせていただきます。まだ、ご利用を決めておられなかったり、迷っておられる場合には、見学だけでもお気軽にお越しください。

(3)体験利用
・ご利用を希望される場合には、体験利用をしていただくこととなっています。それぞれの状況に応じて体験利用の日数を設定いたします。長い間入院されておられたり、社会生活から遠ざかっておられた方には、慎重に体験利用を繰り返して、無理や危険の無いように進めていきます。
・体験利用の前には、安全によりよい利用を進めるために、主治医の先生より“診療情報提供書”を頂いたり、治療中の医療機関の担当者より、書面および口頭で利用される方の情報をいただくこととなりますので、あらかじめご了承願います。
・診療情報提供書は、以下よりダウンロードしてご利用いただけます。
診療情報提供書(表) ※診療情報提供書(裏)

(4)障害福祉サービス利用申請(市区町村)
・MINA AMIGO(ミナアミーゴ)は障害者総合支援法における障害福祉サービス事業所であるため、お住いの市区町村の障害福祉担当窓口において、“障害福祉サービス受給者証”の交付を受ける必要があります。
・障害福祉サービス受給者証の交付を受けるにあたり、市区町村の障害福祉担当窓口で申請してもらうサービスの種類は、①一般就労を積極的に目指す方につきましては、就労移行支援②無理なく福祉的な就労を行いたい方につきましては、就労継続支援B型となります。
・市区町村の窓口での手続きは、ご希望により当方で十分にサポートさせていただくことが可能ですので、ご安心いただいて結構です。
障害福祉サービス受給者証(例)

(5)利用契約
・体験利用を経て、入所利用が決定した場合には、“利用契約”を書面で取り交わすこととなります。原則的には身元保証人が必要となりますが、もし単身等で身元保証人となる方がおられない場合でも、当事業所が認めた場合は身元保証人がいなくても利用が可能となります。(成年後見制度の利用も推奨しています。)

・以下から必要書類がダウンロードできます。
多機能型障害者福祉サービス事業所運営規定 ※重要事項説明書(就労移行)
重要事項説明書(就労継続B型) ※多機能型利用契約書
 
(6)利用開始
・利用契約が済んだら、それぞれの自立へ向けての就労課題に取り組んでいきましょう。



<食事について>

・お昼ご飯は給食を食べることが出来ますが、自分でお弁当などを用意してきてもらい食べていただくことも可能です。
・前もってひと月分を注文して、都合により追加したり、キャンセルすることもできます。
・障害者総合支援法における、食事提供体制加算を算定しています。
・料金は昼食276円(税別額)
・管理栄養士が作成する献立による食事が提供されます。お正月、ひな祭り、七夕、クリスマスなど季節の行事がある時は季節感にあった“行事食”が提供されます。
・年に1回“お寿司の日”と題して、板前さんが握ったお寿司を提供いたします。
(ノロウィルス流行などにより中止となる場合あります)
・利用される方の状況に応じて“治療食”を提供することもできます。

管理栄養士による食事講座

食事(例)



「自然農法部門」の紹介

心の病気で通院治療している方のリハビリテーションや、就労に向けての訓練(社会性、他者とのコミュニケーション、農業技術獲得、工賃収入獲得、時にはアート創作活動)を行っています。


【特徴1「自然農法」】
当部門では圃場栽培期間中に農薬や肥料を一切使わずに、自然の力「おひさまの光」「大地の力」「雨水の恵み」と、人間が草取りなどをして野菜を育てます。食べていただく人はもちろん、作り手の安心と安全を考えてこの農法を選びました。収穫した野菜は、『ここあ農園の野菜』として地域の直売所や当院食材、当院受付横で販売しています。
人も野菜も本来持っている力があります。「それぞれに合った支え方」でその力を引き出すと、成長できるのはどちらも同じではないかと私たちは考えています。


【特徴2「少人数グループ」】
5~7名の小グループで運営していますので、大人数が苦手な方であっても利用が可能です。少しずつステップアップしていける場であるので安心して利用していただけます。


【目標】
農業者の高齢化が進み、耕作されない農地が広がりつつある地域の農業に、障害のある人たちが積極的に関わり、質の高い商品を生み出していきます。社会的に援助される立場から地域を支える存在になっていけることを目指して、「耕作放棄地」(数年間耕作されていないため荒れてしまった農地)を再開墾して活動しています。



<スタッフ紹介>

サービス管理責任者 精神保健福祉士・社会福祉士 小林誠

「わたしは農業や畜産なんてできない。カッコ悪い」などと思っておられる方も多いかと思われます。しかし、人は太古の昔から自然と共に生きてきました。現代日本社会はテクノロジーの発展によりどんどん自然から離れて行っています。
時代の流れに逆行しているように思われるかもしれませんが、私たちは“畜産・農業”の持つ可能性を最大限に活かして就労支援を実践しております。
農業・畜産というツールを通じて“自然”の中に身をおくことで癒され、忘れ去られていたチカラが目覚め、自らの望む生活や一般就労につながっていくと信じて活動をしております。
日本精神保健福祉士協会(正会員)、茨城県精神保健福祉士会(会員)、栃木県精神保健福祉士会(会員)
(研修等)
・障害者相談支援従事者研修修了
・サービス管理責任者研修(知的・ 精神)分野修了
・サービス管理責任者研修(就労)分野修了
・障害程度区分認定調査員研修修了
・ストレステスト実施者養成研修修了
(経歴)
・大子町障害者介護給付等審査会委員(H18年~H29年まで)
・大子町介護認定審査会委員(H19年~H29年まで)
・大子町自立支援協議会委員(H21年~H30年まで)


就労部門 精神保健福祉士 秋本真一

こんにちは、MINA AMIGOの秋本です。以前はガス機器の工場で部品の製造・販売の仕事をしていましたが、福祉の仕事に興味をもち資格をとってまずは高齢福祉の仕事につきました。福祉の仕事を続けるうちに障害分野にも興味持ち、当事業所にご縁をいただき勤務させていただいております。
大子町の地場産業である畜産作業を通所されるメンバー様達と一緒に行いながら、作業を通じてご自身の生活と就労に必要なスキルを身につけながら、地元を中心としての就労を目指せるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。
(研修・資格等)
・介護福祉士国家資格取得
・訪問型職場適応援助者養成研修(2017.2月修了)
・社会生活技能訓練(SST)①発達障害・知的障がい支援職員コース②就労支援担当職員コース
・障害者相談支援従事者初任者研修(2016.9月修了)
・サービス管理責任者:地域生活(知的・精神)研修(2016.12月修了)
・障害者支援区分認定調査員研修(2017.5月修了)
茨城県精神保健福祉会(会員)


牧場部門 支援員 家畜人工授精師 松尾誠志

MINA AMIGO 牧場部門担当の松尾です。2014年(H26年)4月より、この事業所で働かせて頂いてます。利用者さん達と牧場を盛り上げたり、就労の手助けや、また自分の持つ知識や技術が役に立てたらと思い九州から来ました。
私たちは牛の餌やり・肥出し(糞だし)・餌作りなどを通じて農業・労働経験をして頂いたり、皆さんとミーティング・作業(牛作業や掃除・牛および牛舎チェックなど)・食事・買い物を行いコミュニケーションの練習、生活・就労訓練もしております(体力作りも兼ねてます)。
話は変わりますが牛の出産もあり命の尊さ、神秘性も肌で感じられると思います。
利用者の皆さんと苦楽を共にしてアミーゴ牧場での牛作りは大変ですが楽しいです。今後も利用者さん達と牧場を盛り上げていきます。
(研修・資格等)
・家畜商講習(2015.10月修了)
・労働安全衛生特別教育(2017.5月修了)


自然農法部門 精神保健福祉士 関谷好久

こんにちは。MINA AMIGO 自然農法部門担当の関谷です。  この部門では、農業・木工・調理・アートなどの作業を通したリハビリで、少しずつ体力をつけながらコミュニケーションも練習します。一人ひとりのペースを大切にしながら。 植物の生長(種まきから収穫まで)に関わることは自然や生命に触れること。そのリアルな体験は、本来持っている「その人らしさ」を引き出していくように思います。 人が変化していく過程に立ち会えること、そして、変化に関わっている自分も変化して成長していること。これを感じることができるのが、この仕事の醍醐味だと思います。  そして、みんなで楽しい農業をすることも!!


<お問い合わせ先>
住所 〒319-3521 茨城県久慈郡大子町北田気1142-4

牧場部門
電話 0295-72-4109
eメール mina-amigo@fukuroda-hp.jp
担当 秋本(精神保健福祉士)

自然農法部門
電話 090-4370-0831
eメール shizen-noho@fukuroda-hp.jp
担当 関谷(精神保健福祉士)